So Alive
ライブに向けての予行練習みたいなものでパーティー自体楽しみであった


待たない間に土曜日の夜みんなで駅へと向かっていた

駅に着くやいなや田舎名物らしく暴走族がたまっていた

彼等はこちらをみていたが私達は相手にせず目先の楽しみを味わう事に

正也がおもむろに話し出した

「一歩間違えたら俺さっきみたいな奴等になってたな」


みんなその話を聞いてうなずいていた


彼はバイクを無免許で乗るような人であった私もたまに後ろに乗せてもらった事がある

ただ彼は「ベース」を弾いていた
彼曰く轟音たてて警察に追われるよりはライブハウスで轟音出した方が楽しいという名台詞をはいた男である

カッコつけているがその話は私はよくわかる

そんな話をしていたらあっという間にクラブというところへついた

少し怖いイメージがあった

チケット売り場で券を購入したら受付のお兄さんが

「あっ、全員どっちか手出してね~スタンプ押すからさぁ~」


『ペタ、ペタ、ペタ』

と押していた

私がお兄さんに何なのかを聞いてみた

「なんスか?これ?」
「それねぇ~再入場するときみせるだけだからさぁ~」

「はぁ…」

心配だったがそのまま店内に向かう事に

< 34 / 130 >

この作品をシェア

pagetop