So Alive
少しひらけた町中でパーキングに車を止めて町中を歩き始めた

既にお目当てのお店があったのかスタスタと歩いていた

お店に入ると明らかに私や男性は場違いな所だった

「いらっしゃいませ」
元気のいい挨拶がきた
全くの無視で若菜は洋服を見ていた

話かけてはいけない空気だった

私は店内のイスに座っていた

若菜をよく見ていると同じところをグルグル周っていた

私が見る限り二着お目当てがあるのかかなり迷っているように感じる

いつも以上に眉間にシワが寄っていて少し怖かった

そうすると若菜は二着洋服を私のところへ持ってきて

「ねぇ、どっちがいいかな?」

白いワンピースと薄手のセーターを差し出した

「ワンピース?」

と答えると若菜は

「えー!」

「じゃあ、セーター」
「えー」

「どっちだよ!」

「だからどっちがいいか聞いてんでしょ!」
「俺はワンピースかなぁ。似合いそうじゃん。いつもジーンズだし。ちょっと俺見たいなぁ」

「じゃあ着てみるよ」
試着室に持って行くと着替え始めた

全然関係ない事想像し始めてしまった

若菜が中で着替えてると思うと少しドキドキしていた

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