So Alive
車内では会話がつきなかった

私が若菜に在り来たりな質問をした

「あのさぁ、若菜ってペアリングとか欲しかったりするの?」

「えっ、買ってくれるの?嬉しいなぁと言いたいけどあたしダメなんだよね。ピアスとかもしてないじゃん。なんかみんなと同じで嫌なんだ。そういうもので『恋人同士』っていうのが嫌なんだよね。それとあまり貴金属好きじゃないし。ユキちゃんもしてないしね」

私が想像していた解答と大幅にズレていた

「いやぁ、そこまで言ってくれるなら話すけどさ。周りの連中とかよく付けてるじゃん。だから若菜も欲しいかなぁと思って…」

「もう、その辺と一緒にしないでよ。あたしはあたし。まわりはまわりだから」

「なんかお母さんみたいな事言うね…」

「まぁあたしは大丈夫!一緒にいるってのが大事じゃないかな」

若菜は私なんかよりも全然大人だった
私はこんな若菜が大好きだ

「おっ、いい感じの公園あったね。入ろうか?」

私は若菜にそう言うと彼女は公園の駐車場に車を止めた

ドアからでると若菜は
「なんかいいね。こういうの!」

大きめの公園だったのでサイクリングロードを二人で散歩する事にした

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