So Alive
緒方の家に着くと時間まで部屋にいる事に

「何緊張してんだよ!誉志幸らしくねえな」
「そう言うなって…つう女の子達は緒方よく知ってんの?」

「いや、バイトが同じ奴が一人だけであとは知らんよ」

「かわいいのか?」

「バイト先のやつ?うーん…ブサイクではないけど普通かな」

「うーん」

意外にも私は楽しみなのかもしれない

「和義!タバコペース早いよ!」

洋太が和義に言っていた

確かに緊張しているらしくあぐらをかいているのに貧乏ゆすりをしていた

「だって女の子だろ。俺久々だからさぁ」

和義が言うと緒方が

「だからってわかりやすい緊張のしかただなぁ、おい!」

私達はタバコのニオイを洋服になるべく付けないようにベランダで吸っていた

和義に至っては香水持参していたらしく出発直前になりまたシュシュっと手首につけ軽く全身にこすり付けていた

「さて、決戦会場へいこうか!」

緒方がそう言うと私は
「ちなみにどこで待ち合わせ?」

「ん?とりあえずねぇ居酒屋ってことになってるんだ。歩いて十五分ってとこかな…とりあえずそこに向かう予定だよ」

「そっか、任せるよ」
私達は駅の通りまで戻るような形で歩き出した
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