So Alive
最初の方はお互い初対面という事であまり盛り上がらないというかお互いを詮索しあっていた

私はというとはじめのうちはワクワクしていたが時間が経つにつれウーロン茶と鳥の軟骨の唐揚げを食べてばかりいた

少し飽き始めている自分がいた

そんな私を構わずに盛り上がっている緒方、洋太、和義であった

隣りにはクラスメイトである秋月が座っていた

「なぁ、ここに来るって事は彼氏いないのかい?」

私は失礼とわかっていながらも質問をしてみた

「まぁこんなところに来るって事はそう思われても仕方がないよねぇ。彼氏はいないよ」
「そっか…好きなやつとかいるのか?例えば同じ学校のやつとかはどう?」

「好きな人ねぇ…いる事はいるけど言えないよ…」

少し秋月は照れたように言っていた

「えっ、誰?」

「だから言えないって言ってるでしょ!」

「誰にも言わないから教えてよ!」

「ダメ!」

「頼むよ!出来るなら力になれるかもしれないじゃん!」

「…」

「なっ!頼むよ」

そう言うと秋月は手元にあったスクリュードライバーを一気に飲み干した

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