So Alive

しばらく秋月と喋っているうちに彼女がどれだけ緒方を好きなのかを聞いた


私もそれに対して応援をしてあげたい気持ちになった

「携帯番号とか知ってんの？」

秋月に聞くと

「ううん、知らないよ。すごく知りたいけどね」

「なんだったら教えようか？」


少し困惑した顔で秋月は

「ううん、大丈夫！番号とかは自分から聞きたいから。でもありがとう！」

「そうか…頑張るしかねぇな」

ハッとした顔で秋月は私に聞いてきた

「あのさぁ…緒方って彼女いるの？」

私はニヤニヤしながら
「大丈夫！いません」
それを聞いた秋月は今日一番の笑顔だった

よほど嬉しかったのか私に緒方の事をいろいろ聞いてきた


彼にとって聞かれたくない部分は曖昧に返して答えられるところは彼女に教えてあげた


聞いている時の彼女の顔は宝物を見ている様な感じの様子だった

「さて、二次会行きますか！」

『イェーイ！』

秋月と喋っていたせいかまったくみんなの話を聞いていなかった


「なぁ、次は勇気出して緒方の脇座れよ！チャンスはここだけかもしれないからな」

「うん…」

秋月はうなづいた