桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】


私の手は彼方さんに見られなかっただろうか。


私の言動は不審に思われないだろうか。
 


封筒の存在を知られたくなくて、気持ちばかり焦って、それは身体にも影響を与える。



「あたしら、朝はこんくらいだよ。色々やることあるから」
 


恋理ちゃんはそつなく答える。



そ、そんな風に答えるにはどうすればいいんだっけ?
 


本気で混乱。



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