桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
☆思い込め@女子バスケ部 side桐
「あ、未音ちゃん――」
「――――」
更衣室から出ると女バスのメンバーは揃っていた。
まず遅れてしまったことを謝ろうと声をかけると、ぴゅーっと逃げられる子数人。
……ちょっとびびられてる気がする。
えーと。
……まじですか? ガチ?
どうするか……手紙はそのまま持ってきてしまったので、鞄に入れておいた。
さすがに封は開けていないけど。