桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
相手から場所と時間の指定があったから、画面を直接見せる。
それを見て桐さんは何度も瞬いている。
少し驚いているようだ。
「俺より客観的に説明してくれると思う。俺らがこの手紙を知っていることも、恋理から隠していることも知っている。
……その上で、今も友達でいる子たちだから」
桐さんは、口を引き結んで肯いた。
「ありがとう……ごめんね、変なことに巻き込んじゃって」
「ううん。私から首突っ込んだだけだよ。……あの、ところで氷室くん」
「うん?」
「……いつまでこの格好のままでいるの?」