桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】


恋理の方を見遣る。





「恋理は必ず、どこへ行っても、彼方のところへ帰るんだよ」
 




どこを自分の足で歩いたって。
 


彼方はきっと待ってるから。
 


実は淋しがりやなあいつは、恋理が傍にいることが大すきだから。



「……もちろんよ。ひむだって一緒よ?」



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