桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
なんかこう……頭か肩あたりでもポンとしたいなー。
「……じゃあ氷室くん!」
「おっ」
がばりと桐さんが顔をあげたので、ちょっとビビッてしまった。
「四人にしよう! 氷室くんも一緒だ! それならなんとかやれそうだ! 氷室くんが癒してくれれば彼方さんも気にならないと思う!」
「……あ、はい」
……何を期待されているのかわからなかったけど、勢いが凄過ぎて思わず肯いてしまった。