桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
いつもと同じ公園、バスケコート。
いつもと違うのは、彼方が恋理の隣にいないこと。
俺たちの方にいて、桐さんを相手にしていること。
「安里は現役だろう。俺たちはブランクあり過ぎだ」
「彼方さんにブランクなんてものがあるように思えませんがね。希望としては私が氷室くんと組んで彼方さんを潰しにいきたい。
氷室くん、手を組まない?」
「よろこんで」
「おい! てめえから誘っといて裏切るの早ぇよ!」
彼方に怒られた。