桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】

 
正直――びっくりした。
 


泣き声をあげたのは傍観者に徹していた恋理だった。
 


泣いている。
泣き叫んでいる。
号泣している。

他に形容の術なく――ただ恋理は泣いていた。



「恋理!」
「恋理ちゃん!」



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