桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】


「……じゃああたしは彼方の味方する」



「うん」
 


自分から――この輪に入ると言ってくれた。



「そうだなー、彼方ぼっちじゃ可哀想だもんな」



「誰の所為でぼっちになったんだよ」
 


恋理が時間を進めてくれるなら、俺たちはどこだって、いつだって受け容れる。
 


赦せない、わけがない。
 


赦すとか、赦さないとかじゃなくて。



< 254 / 339 >

この作品をシェア

pagetop