桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
「え?」
「ほら、選択授業あるでしょ? そろそろ決めるみたいだから。
あれだったら、運よく行けば同じクラスでのとれるんじゃない?」
「………!」
なんという天啓(てんけい)……!
いや、それを師匠からもたらされたといのも含めて……え、俺そこまで恵まれていていいの?
「是非!」
俺は是非もなく師匠の両手を握ってお願い申し上げた。
師匠はびっくりしたような顔のあと、
「氷室くんって評判より面白いね」
そう顔をほころばせた。
師匠の笑顔……かわいい……。
その愛らしさに頭撫でたい。
ん? ……評判?
て、なんだ?