桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
……とりあえず。
安里に俺の位置を邪魔はさせたくない。
先制釘差しはしておいた。
……そこを恋理とひむに見られてた……やべえ…地に沈みてえ……。
ひむは元々どうでもいい方への誤解しかしてねーから無理に正さなくてもよかったけど、恋理は……少し困った。
しかしさてどうするかって話でもないしな。
安里に言ったことを撤回する気はないし、もし恋理が望むなら再現したっていい。
――いや、再現じゃないな。
下心を持ってああするのは恋理だけだし。