桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
「師匠……素敵すぎます……」
「何が⁉ その拝むみたいな手の合わせ方はやめてほしい」
「はっ」
思わず神様扱いしてしまった。
師匠は、これは嫌なのか。
もうしないようにしないと。
……でも頭撫でるのはいいのか?
「いや、私ってあんまり男子近寄ってこないからさ。
昔っから周りには女の子ばっかりで。男子の友達とかもいないし」
「それで、新鮮?」
俺と師匠は何となくその場に座り込んで談義を始めていた。