桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
「……彼方、あれは何? あたしのハンカチはどこへ行けばいいの?」
「近い将来夫婦漫才にでもなんじゃねーか? ハンカチだったら、貸してみろ。お前テンパって喋ったろ。お前も泣きかけてるし」
「うそっ」
「ほんと。慣れねーことすっからだ。はい、目―閉じて」
「……ありがと」
「どういたしまして」
「……ひむ、桐。ご飯食べよ。時間なくなっちゃうよ」