桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】
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「かべどんがしてほしいんだったら、彼方にそう言えばいいのに」
「あたしどんな女子よ。てかひむ、あんた壁ドンを『カベドン』とかいうモンスターだと思ってないでしょうね?」
「違うの?」
ぬりかべみたいなもんかと思ってたんだが。
「違うわよ。今度桐にでもやってやったら? わからなかったら彼方にでも訊けばいいし――あ、彼方―」
体育館に入ると、すぐに彼方を見つけた。