桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】


華麗に礼をして、準備を始めている女バスに混じっていった。



「彼方……あんた何言われてんのよ」
 


恋理は呆れた声で彼方を見上げた。



「言ったろ。歴対宣言されたって。上等じゃねえか」
 


……俺も彼方を見てみる。



いつも通り余裕あふれる表情だ。



恋理は知らないから仕方ないけど……彼方、恋理や俺を害そうとする奴ってとことん赦せないんだよな。



危ないから、やめろって何度も言ってるのに……これだけはやめてくんねえんだ。



……でも、それからの発展でどうして桐さんと敵対関係になんてなるんだろう。
 


やっぱりそこは確かめておこう。




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