桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】


「?? どういうこと? 大事なのにまだ彼方のものじゃないの?」



「……帰るか」
 


あ、呆れられた……⁉



「ちょっと!」



「はい、行くぞー」
 


流された。
 


さっさと勉強道具を片付けた彼方に急かされて、図書室を出ることに。



「あ、彼方メガネ外してね」



「うん?」



「桐が見たら目潰ししそうだわ」



「……安里も大概だな」




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