未定
「あ!次移動じゃない?早くいかないと!」

次は移動かぁ。

多分家庭科だから家庭科室に移動かぁ。

家庭科って、席自由だから好きなんだよね。

ん?席自由?

「ねぇ!家庭科って席自由だよね?」

一応結衣に聞いてみる。

「何今頃言ってんの?本格的に頭可笑しくなった?」

てことは。。

黒瀬君の隣に座らなくていいんだ!

「黒瀬君の隣に座らなくていいんだ!」

「そぅだよ。まぁ、座れないんじゃない?」

私の心の声は口に出ていた。

まぁ。どっちみち女の子がいっぱい集まってて座れないんだと思うけど。

もぉ、これからは毎日家庭科だったらいいんだけどなぁ。

「あ。今日って実習だっけ?何作るの?」

「え?んー」

そういや、先生何か作るっていってたっけ?

「クッキーじゃない?多分。。」

「クッキーねぇ。黒瀬君こりゃ、大変だぁ」

黒瀬君?大変?

私には意味がよくわからない。

「そぉいや、美夏って料理得意だよね?作り方教えてね?」

「え?うん!いいけど。」

「私、5組の大野くんにあげるんだ!」

結衣さん。貴方朝に『恋したいなぁ』って言ったばっかりじゃないですか?

そんなに早く気になる人みつけるの早くていいですね。

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