女神は不機嫌に笑う~小川まり奮闘記①~
おおおお~!!!興奮した。出来たらその場で踊りだしたかったくらいの興奮だった。
そしたらそしたら、給料も手取りで12、3万くらいにはなるし、多分アルバイトよりもたくさん入れるだろうし、ってことは斎に近づくチャンスまで増えるじゃないの!やったああ~!!神様、なんていい条件を、ありがとうございます!
心の中でガッツポーズをした。
「ありがとうございます!」
私の返事に彼女はにっこりと微笑んだ。
「で、いつから来れますか?」
福田店長がシフト表らしいものをめくるのを眺めながら、目下別にやることのない私は、いつからでも、と元気よく答えた。
「明日からお願い出来る?」
「はい、朝から晩まで大丈夫です」
では、明日朝9時半に百貨店の店員入口まで来てください、と店長は再度微笑む。店の照明が彼女の頭に光をおろし、キラキラと光っていた。真剣に、この人は天使なんじゃないかと思った。
斎への復讐を決意して、その3時間後、私はヤツの近くで、仕事と給料の保証と保険を手に入れた。
机の下で地味にガッツポーズを決める。
出だし、まずまず。