ライオンとパンダ
と謝って何処かへと走って行った。

 私の見間違いだろうか、パンダが泣いていたように見えたのは。

 その後私は泣きながら家まで帰った、もちろん半田君も一緒にね。

「半田君、ここでいいよ。」

「えっ、でもライオンさん大丈夫なんすか?」

「大丈夫よ、それより半田君こそ奥さんに怒られるんじゃない。」

「大丈夫っすよ、事情を説明すれば、あっ、今日俺アパートの前にずっといるんで安心して下さい、頼り無いかもしんないですけど。」

「ありがとう。」

 ぜんぜん頼りにしてるよ、本当ありがとう。

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