ライオンとパンダ
「あぁ、半田のやつの仕業ね、あいつ早く帰れって言ったのに、でもあいつ中々優しいことするじゃん。」

 本当だよね、優しいよね、まだ三回しか会ったことないのにね。

「曽和子、これたぶん半田君が持ってきたんじゃないよ。」

「そうなの?じゃあ誰が持ってきたの?」

 紙袋の中に今朝トイレで見た手紙と同じ便せんが入ってた。

 でも、そのことは曽和子には言わなかったよ、何かまた心配されるから。

 何かわかんないけどさぁ、なんかぁ嬉しかった。

 やっぱ今日の私何かおかしいね。

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