ライオンとパンダ
 でも私が断っているあいだ、笑顔でずっと私の右足、ヒールの踵でおもいっきり踏んでたけどね。

「でも曽和子モテるねぇ、んでそのストーカーはカッコいいの。」

「カッコいいわけないでしょ、ちょっと小太りだし。」

「へぇ、知ってる人じゃないの?」

「んー何か見たことある気はするのよね。」

「へぇ、何処でよ。」

「会社かな。」

「かいしゃぁ?そりゃたまげた。」

「わかんないよ、似てるってだけだし、大した面識があるわけてわけでもないし。」

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