ライオンとパンダ
「私別にパンダのこと好きじゃ無かったし、もうイイのよ。」

 自分でも嘘言ったのか本当のことを言ったのかわかんないや。

 結局私、自分の気持ちもわかんないまま、パンダに奥さんいること知ったんだから、大した出会いじゃ無かったのよ。

「ライオン、あんたパンダから最初に貰った手紙まだ捨てて無いんじゃない?」

 捨てたよ、トイレのゴミ箱に。

 あっでも、確かにまだ家にはあるね、早くすてなきゃ。

「せめてその手紙だけでも読んだら。」

 読めないよ、読みたくないよ。

「取りあえずさぁ、あんたはライオン何だ!ライオンらしく生きな!」

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