ライオンとパンダ
 とりあえず今は目の前にパスタが無いので何か投げられる心配は無いけど、無いぶん殴られる可能性が大変高い、よって。

「曽和子聞いて、今日あなたをストーカーから守る為に、どぉーしても必要なものがあるのよ。」

「はぁ?」

 いかんまだ鬼のままだ。

「ほら頭の良い曽和子ならわかるでしょ、私がさっき100円ショップで買ったものを考えれば。」

「えっ?」

「これは曽和子を守るの為なの。」

 しばらく天狗のような顔になった曽和子は、一瞬ひょっとこのような顔になり。

「あぁーね、そういうことね。」

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