ライオンとパンダ
 だったらさぁ、どうもストーカー、バカみたいで、この道真っすぐ進んだら交番があるんだよね、だから思い切って曲がってみたんだろうね、そんでそっから道に迷ったんだろうね。

 普通に私たちと鉢合わせ、一瞬お互いに目が合い、んっ?となった瞬間、一番恐怖で怯えなきゃいけないはずの曽和子が冷静に、ストーカーの足に向かってローションを発射したの。

 そんで勿論ストーカー滑って横転、そこに曽和子がさらに顔面めがけてキムチ鍋の素を発射。

 あれは完全に目をやったね、かなり痛いみたいでもがいてた。

 それで今度は口めがけて墨汁、いやいやそういう使い方するつもりなかったのにさすが曽和子だね、使い方が荒々しい。

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