ライオンとパンダ
 勿論ストーカーはその後曽和子に電話することもなく、曽和子を後ろからつけることも無くなった、そりゃそうだよね。

 んで私達は下半身裸のストーカーさんを放置して帰りました。

 帰りながら、曽和子に改めて知り合いかどうか聞いて、みたんだけど。

「あー、やっぱりアイツだった、たまに会社で見かけるやつ。」

 えっ?知ってる人なんだ、よくあそこまでデキたな。

「アイツん家金持ちなのよ。」

 どうやら曽和子の話ではストーカーさんのご両親は、名前は言えないけど、大企業の社長さんみたいだ。

「えっ、でもその会社って曽和子の会社のライバル企業じゃない。」

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