ライオンとパンダ
「曽和子さんはもう運命の方と出会ってますね。」

だって、バーテン、テメェは曽和子の手触りたかっただけだろ、バカやろー。

 あぁ何か腹が立ってきた、テメェらもっと私の心配をしろよ。

「もう帰る。」

「えっ!もう帰るの?」

 当たり前だ!何故テメェらの楽しい時間に私が付き合わなきゃいけないんだ。

「ライオン一人で帰るの?」

 あぁそりゃそうだろ、大丈夫さ大丈夫、ストーカー何かオバケや幽霊に比べたら全然怖くないね。

 とは思ったものの、何か足が重い。

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