ライオンとパンダ
「パンダがいるじゃん。」

 えっ、振り向くと曽和子がいました、直ぐに追って来てくれたみたいです。

「曽和子ぉぉぉ!」

「どうしたライオン、泣くな泣くな。」

 何かわかんないけど寂しさが一気にあふれ出てしまいました。

 駅前の人混みだったけど、私は曽和子の小さな胸の、あっ、曽和子の胸の中で、 涙が枯れるまで泣いてしまいました。

 ていうか、曽和子今私の心の中の声を聞いてたように話しかけてきたけど何故だ。

「曽和子どうやって私の心の中を読みとった?」

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