なみだdoll
麗衣のウチへ入ると、昔とまったく変わっていない。




「麗衣?おばさんは?」




「あ~母さん、なんか仕事で夜おそいんだわ」





「そ、そうなんだ」




麗衣についていくと、麗衣の香りのする空間だった。




「麗衣ってさぁこの香り好きだよね?」




「は?お前がイイ香りって言ったからじゃねーか。」




「え?そんなこと言ったけ?」




「あぁ、言ったぜ?子供のころ。」




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