なみだdoll
慶は、はぁっと溜息を吐いてこういった。




「俺は本当に瑠香が好きだった。一目惚れだった。でも瑠香の気持ちが俺に向いてなくてもまだ、好きでいいかな?」





「ありがとう。ホントにごめんなさい!!!」




「いいよ。ありがとな、こっちこそ」



慶・・・ありがとう。




あたしなんかに一目惚れしてくれて。




ありがとう・・・。




優しさの中には悪魔が潜んでいるんだね。







< 32 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop