なみだdoll
杏莉はどんどん壊れていった。





そんな杏莉に手を差し伸べたのは麗衣だった。




麗衣は中学へ入ってから背が伸び、髪を栗色に染めた。





そのためか、麗衣は王子さまって言われていた。



ある放課後、あたしは忘れ物に気づき、学校へ戻った。




教室はだれかの話し声がして盗み聞きをしていた。




中には男女がいて、寄り添っている。



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