誠の桜に止まる蝶
穏やかな日々
「ん・・・・」

目を覚ますとあたりはもう夕方だった。

「ここ・・・沖田さんの部屋?」

私は布団の上に眠っていた。

「この上着・・・・だれの?」

体には上着がかかっていた。

「もしかして沖田さんの?」

まだ微かに沖田さんのぬくもりが残っている気がする。

でも沖田さんは?

私は起き上がろうとすると体にひどい激痛が走る。

「ったあ!!!!」

思わず絶叫する。
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