誠の桜に止まる蝶
「てめえ、どこの者だ!!」

土方さんが刀を構えながら問う。

「ふっ。答える義理はない。」

そういうと忍びの男は土方さんに刀で切りつける。

「なっ!」

早い!!

土方さんは肩を切られてうずくまる。

「土方さんっ!?」

「大丈夫だ!それよりあいつを!!」

「っ!貴様!!」

斉藤さんが切りかかる。

しかし簡単に交わされる。

何度か二人は刀を交わらせる。

しかし忍びが斉藤さんの背後に回りきる。

「斉藤さんっ!!!!」

「っ・・・・」

斉藤さんもその場にうずくまる。

「お前、本当になにものだ?」

今度は沖田さんが構える。

「ふっ。おれは風魔のものだ。」

男はにやりとわらう。

「風魔?あの忍びの一族か・・・なぜその者が様なここにいるっ!」

「お前らの腕を試しに来た。」

「なにっ?」

「お前は楽しませてくれよ。」

そういうと忍びは風のように動き出す。
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