誠の桜に止まる蝶
私はすべて手裏剣を避ける。

「手裏剣をよけるとは・・・」

男が驚いている。

その隙に私は男の背後に回る。

そして思いっきり刀を振る。

「っ!」

男の腕が切れ血が出る。

「おぬし。女でありながら中々の武士だな。しかし、わざと体をきらなかったな?それでは大切なものは守れないぞ。」

そういうと男は消える。

「はあはあ・・・・」

私は男の声を反復する。

それでは、大切なものは守れない・・・

「蝶!大丈夫?」

沖田さんが駆け寄ってくる。

「あ、はい!沖田さん!!すごい血!!っ土方さんと一さんも・・・」

三人は結構な量の血を流していた。

私は沖田さんを支えながら二人のもとへ行く。

そして空に印を結び、三人に結界を貼る。

「これは・・・」

斉藤さんが驚きの声を上げる。
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