誠の桜に止まる蝶
「え・・・・・?」

腕の中の蝶が薄れていく。

「蝶?蝶!!!!」

俺は必死に呼ぶが蝶は消えてしまった。

「うそだろ・・・・」

土方さんが唖然とつぶやく。

「おい、蝶ちゃんはどうしたんだ??」

近藤さんが慌てて叫ぶ。

ああ、そうか・・・・

「蝶は、時をとんだんです。」

「え?」

一さんが驚いた顔をする。

「たぶん、自分の時代にもどりました・・・・」

「「「うそだろ・・・・」」」

平助・新八・原田がこんなときまで声をそろえる。

「嘘なわけないだろっ!!いま、俺らの前で蝶は消えたんだよ!!これが嘘だとおもうか??」

俺はおもいっきり叫ぶ。

「おい、総司。落ち着け。」

「はい、すみません。」

俺は土方さんになだめられてなんとか落ち着く。
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