誠の桜に止まる蝶
「はあ・・・凛。蝶が困っているわ。」

桜が凛という女性をたしなめる。

「だってだって!こんなに大きくなったのよ?これが喜ばずにいられますかっ!!」

凛さんは涙目でこちらをみてくる。

「あの・・・その・・・」

「ああっ!ごめんなさいっ!私は凛よ。時を司る巫女。」

「初めまして。私は舞桜・・・」

「蝶ちゃんでしょ?」

すべてを見透かしたように微笑む。

「え、あ、はい・・・」

なんでこの人私の名前知っているの?

そういえば、さっきも名前呼びながら抱きついてきたよね?

「ふふっ。混乱しているわね。まあ、説明するからお屋敷にどうぞ。」

そういうと凛さんはお屋敷にはいって言った。

私と桜も後を追う。
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