誠の桜に止まる蝶
「そりゃ、私だって人くらいほめるわよ。さあ、食べさせてあげる♪」

私はおかゆをふうふうして総司の口に運ぶ。

「んっ・・・・」

総司はもぐもぐと食べる。

「おいしい?」

「うん・・・」

総司は子犬みたいに目でおかゆをせがむ。

「総司、かわいい。はい、あーん」

「ん・・・」

またもぐもぐと食べ始める。

そうして総司はおかゆを完食した。
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