誠の桜に止まる蝶
「美味しかった?」

「うん。」

「よかったん。じゃあ、お薬とってくるから待ってて?」

私が立ち上がろうとすると後ろから抱きしめられる。

「なっ!総司?」

「ここにいて。」

熱のせいか総司の体温は高い。

「え、薬持ってくるだけだよ?」

「薬なんていらないよ。」

そういって微笑む総司。

「え?」

なんだか、すごく嫌な予感が・・・・
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