誠の桜に止まる蝶
騒がしい屯所
「じゃあ飯でも食いに行くか!」

近藤さんの一言でみんなが移動を開始する。

原「俺蝶って呼んでもいいか?」

気さくに原田さんは話かけてきてくれる。

蝶「あ、はい。好きに呼んでください。」

新・平「「俺も俺も!!」

蝶「ど、どうぞ。」

「「「やったあ!!」」」

3人は叫びながら行ってしまう。

なんて騒がしい3人なんだろう・・・

あ!これがあの本で読んだうるさい3人組みか。

退屈しそうにないな。

なんて考えていると土方さんと目があった。

「どうしたんですか?私の顔になにかついてますか?」

「いいや、別に。お前さっき桜の木の上で・・・」

「ん?なんですか?」

「い、いや。なんでもない。」

そういうと土方さんはすたすた行こうとしてしまう。

私は慌てて袖をつかむ。

「なっ!?」

勢いよくつかみすぎて土方さんが体制を崩しかける。

「ってめえあぶねえだろうが!」

「もしかして土方さん、心配してくれたんですか??」

「ば、ばかちげえよ。」

真っ赤になりながら否定する土方さん。

「ふふっありがとうございます。」

私はそっとお礼を言う。
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