月の綺麗な夜に。

結局、近所に分けて残った分が家で食べる分になったみたい。
卓也ちゃんは、魚が苦手みたいで、お刺身かお寿司、後は鯛の塩焼きしか食べないので、ほとんどが私の物?


『ありがとう!卓也ちゃん!』


「お前は喜んでくれるよな。」




お母さんに言い負かされた卓也ちゃんは、私の頭をなでながら言った。



『うん。凄くうれしい!』




「生で食べたらダメだからね。」


とお母さんに釘を刺された。



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