月の綺麗な夜に。

もう一度、ちゃんとレオに聞いてみようと思った。

でも、聞ける状態じゃあ無かった。

何でかと言うと、レオは震えていた。



レオは、いつも冷静だったから、私には分からなかった。



『レオ、どうしたの?』


「捨てられるかもしれない。」



捨てられるってどう言う事?


だって、引越しだって言ってたやん?


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