月の綺麗な夜に。

飛び出してしまってから、何も食べていないので、凄くお腹がへっていた。




鳩を追いやって、奪ってもいいかなって思ったけど、余分な体力は使いたくなかった。


でも、それが逆に良かったのかもしれない。


『お爺さん、私にパンを分けて下さいな。』


「ここら辺の子か?パン食うか?」


足下に近付いた私にパンを分けてくれた。


良かった〜!


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