月の綺麗な夜に。

「ごちそうさまでした。」

女の子は、食べ終わって私を連れて2階へ上がる。


「お姉ちゃん!待って。」

弟があわてて付いてきた。



女の子の部屋は、弟と共用になってるようで、勉強机が2つとニ段ベットが置いてある。

「何して遊ぼう?」

女の子は、ボールを取り出した。

それをそっと転がす。


ただ、転がるのを見てただけだったのに、気が付くと一生懸命追いかけていた。


我ながら、習性って怖いです。



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