月の綺麗な夜に。

しかし、前に迷っただけあってなかなか帰り道が分からない。


この間はどうやって帰ったか考えてみる。



しばらく考えて少しだけ思い出した。


そう言えばこの間は、お日様の沈む方に帰ったんだっけ?






考えながらも身体は西の方角へ走り出していた。







『あっ!見たことのある建物がある。』


家から近くの学校が見えた。







『やった―!これでお家に帰れる!』



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