月の綺麗な夜に。

「始めまして。レオといいます。」


レオは挨拶をすると愛想のいい笑顔を洋子に向けた。


「かわいい〜。でも大きいな〜。」

洋子は抱き上げると頬擦りした。


『洋子ちゃん!抱っこしてもらうのは、わ・た・し!』


もう一度洋子ちゃんの肩に飛び乗った。



「なあに?チャゲ、焼きもち焼かないの!」



と言ってレオを下ろすと抱っこしてくれた。



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