月の綺麗な夜に。

帰って来た母に友香理は、引っ越す事、引越し先では飼えない事などを話した。


「本当は連れて行きたいけど。」


と、言っていたが生まれた時から、家族同然で暮らしていたレオも同じ気持ちのようだった。




『今日から家の子になるの?』



私がレオに声をかけると、



「今日からお世話になります。」


と丁寧にレオは挨拶をした。




本当は一緒にに行きたいくせに!



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